開発ストーリー

車いす利用者の方々、視覚障がいの方々と一緒に考えつくった 「共創」のプロセスをご紹介します。

step 1
フィールドワーク (課題発見)

車いす利用者、視覚障がい者の方と一緒に公園をまわって行動を観察し、そこで気づいた様々な課題を共有しました。私たち健常者が何気なく使っているベンチも、障がい当事者の目線からは多くの課題があることを発見することができました。

step 2
ワークショップ (課題の整理や解決策の検討)

フィールドワークで得た色々な気づきや課題を整理して、解決するための方法をみんなで考えました。障がい当事者の方と一緒に話し合うことで、新たな気づきが生まれれていきます。「障がいのあるユーザーでも、どうやって使いたいかを" 安心して選べる" ベンチ」を開発コンセプトに掲げ、デザインワークを進めていきました。

step 3
モックアップの検証 (解決策の妥当性と改善点の確認)

できあがったデザインをモックアップに起こし、障がい当事者の方と一緒に検証をしました。検証を重ねていく中で、新たに見えてくる課題・気づきがあります。素材や細かい配慮について課題を確認し、デザインを改善していきました。

step 4
完成

こうして、今まで気づかなかった障がい者がもっているニーズを発見して顕在化することで、今までよりも一歩やさしいテーブルベンチを“ みんなでつくることができました”